当店の特徴

素材の採取から精製、調合、デザイン、設計、施工まですべて自社で行い、左官の伝統技術を駆使してそこに創ります。

 

原料となる素材は山や川や海や湖などから採ってきます。
材料をこしらえて、工房で試し塗りなどをしていると、よく虫たちが遊びにやって来ます。
これが100%自然素材であることの証だと考えます。

外で作業をしていると、よく子供たちも遊びに来ます。これも自然の素材の持つ力なのかと感じます。土遊びは大人も子供も楽しいものです。私達はこの楽しさや豊かさを伝えていきます。

用途やお求めになられる機能、効果などをお聞きし、色や質感などのお好み合わせてオーダーメイドで「まだ誰も持っていないもの」を作ります。

多彩な天然色である土や砂、色も形も多種多様な石や植物や貝殻や・・・ それらの素材を自由自在に組み合わせて水で結びます。

さらに、様々の動作を与えることにより、その表情に無限のバリエーションを与えることが出来ます。
 
その動作とはたとえば、捏(こ)ねる、煮る、濾(こ)す、掻(か)く、振る、揺らす、投げる、打つ、突く、割る、裂く、叩く、捻(ねじ)る、千切る、埋める、切る、削る、研ぐ、磨く、拭く、撫でる、均(なら)す、擦(こす)る、荒らす、洗う、抜く、引く、押す、吹く、流す、掃く、折る、貼る、彫る・・・ 等々。
他にも、沢山の動作があると思います。
形についても自由自在です。三次曲面を作ることも出来ますし、お好みの色を作ることも出来ます。
ぜひ、「こんな風にしてみたらどうかな?」「こんなことが出来るかな?」と、思い付くままにお伝え下さい。
私たちはイメージを実現するお手伝いをさせていただきます。もしよろしかったらご一緒に、自然のままの素材の手ざわりや薫りを楽しみましょう。
土には建築材料に求められる、耐火、蓄熱、遮音、調湿、消臭などの機能が天賦の才として備わっています。
加えて健康面での安全性もあり、素晴らしい意匠性もあります。さらには癒しの効果もあると言われています。土に包まれた空間にいると不思議と落ち着くものです。
 
長年の体験に基づいた知識と技術により、実用的でありながら上質で美しいものを作ることを目指します。素材そのものが持つ機能をより効果的に発揮させ、使い勝手よく永持ちするための工夫を凝らします。
 
さらに、使い込んで頂くことにより自然素材特有の、経年変化による深い味わいを楽しんで頂けたら幸いです。
ご興味を持って頂ける方がおりましたら、お気軽にご連絡をください。不明な点などは何でも聞いてください。
 
よくわからないけれど、なんとなくこんな風にしたいんだけど…… といった漠然としたイメージでも構いません。会話の中からインスピレーションを頂いて、きっと気に入って頂けるようなアイディアをご提案させて頂きます。
 
既製品を買うのではありません。
既存のもので作るのでもありません。
新しいアイディアを一緒に形にしましょう。
その過程も楽しんで頂けたならば私達も幸いです。


甲州左官工房 代表 田平 康一
1980年東京生まれ。1994年より
山梨在住。
一級左官技能士。
中学から作詩、作曲と音楽制作を始め、高校入学後BANDのボーカルとして音楽活動を開始。
高校卒業後OFFICE CONVICTIONに所属。その後アイロックスジャパンに移籍。
関東を中心にメディアなどを通して精力的に活動し解散。

2001年甲信左官工業に入社。
ビルやマンションなど主にRC造の現場で経験を積む。
2005年甲州左官工房設立。
各地を訪ね伝統的な左官技術に触れ、本を頼りに独学で試行錯誤と失敗を繰り返す。
この頃より山や川などに入り素材を採取し始める。
採ってきたものを思いつくままに練ったり塗ったりなどして試行錯誤を繰り返す中で、音楽制作で培ったイマジネーションと感性を活かして、オリジナル作品を制作し始める。

その後、谷崎潤一郎の「陰翳礼讚」に出逢い衝撃と感銘を受け、うつろいの中での光と影について、日本人の美意識の奥に潜む、「侘しさ」と「寂しさ」という観点から見た「わび、さび」という概念。つまり季節の移ろいにより枯れゆく風情、それを美しいと観る心の在り方について深く考え始め、実際の現場がコンクリートの工業的な現場であっても、その観点で仕事をし始める。

そして良縁や数奇な縁に恵まれて、感性を表現できる機会に恵まれ始める。そして毎日の暮らしの中で感じることにより、現時点では、「自然なものを自然のままに」という方向へ向かっている。

2013年株式会社JAPANESE設立。
その後、甲州左官工房として再び開業。
左官の観点と技術を活かした作品制作、執筆活動、音楽制作、音楽活動なども行っている。
現在も可能性を形にすべく試行錯誤を繰り返している。